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ペット喜怒哀楽

刑事一代ー平塚八兵衛の昭和事件史

書名 : 刑事一代ー平塚八兵衛の昭和事件史
著者 : 佐々木喜信、産経新聞社編
出版社: 新潮文庫 \700

感想 :
生まれる前のでも知っていた事件
生まれた後のでも知らなかった事件
吉展ちゃん事件、帝銀事件、小平事件、スチュワーデス事件、下山事件、カクタホテル殺人事件、三億円事件
被害者には悪いけれど、面白かった。
スチュワーデス事件は、松本清張のを過去に読んだから、改めて別の視点からってのは面白い。あの被疑者、ベルギーの神父、やっぱり黒なんだろうか。
三億円事件、少なくとも、けが人は出ていない。丁度子の文庫を読み終えた頃、年末か年始の番組で、三億円事件はCIAか公安のやらせ、学生過激派を検挙するためのだってのをやっていたが...どうなんだろうか...もし本当の個人の犯罪なら、3億円、当時に比べて価値は著しく下がったけれど、それでも、使い出はあっただろうし。きっと地味に使った。ばれないように。計画も地味に緻密だったみたいだし...でもびくびくおどおどしながらの人生とどっちがよかったんだろう。犯人がもし生きていたら、私の親の世代。


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